世間では最近、ジェンダーレスという言葉を聞かれる機会が増えました。
それに派生して、LGBTQという、レズビアン( 女性の同性愛者)、ゲイ(男性の同性愛者)、バイセクシュアル(両性愛者)、トランスジェンダー(体と心の性が一致しない人)それ以外の、クエスチョニング(性的少数者全般)の頭文字を一つにした言葉も、よく聞かれます。
人口の1割にあたると言われています。
かくいう私は幼い頃、ぬいぐるみが好きで一緒に連れて歩いたり、寒いと思ってお布団に入れていたら、母親に取り上げられたりしました。
昔から、個性、平等、等身大、横社会といった考え方が好きで、体育会系や縦社会、常識的にこうあるべきという考えに、強く違和感を覚えていました。
私は、ふつうの異性愛者の男性という自覚がありますが、趣味嗜好が女性寄りなのもあり、男性との仲良くなるのに苦手意識があり、女性と一緒いる方が楽だと感じていました。
容姿や体系も、面長で薄くて、スリム体系なので「ザ・男性」ではありません。
どれだけ筋トレしようが、マイナスをゼロに近づけるのでいっぱいで、男性というベクトルでは「ザ・男性」な男性には敵わないと悟りました。
美しさやキレイさといった「ザ・女性」な能力値を高めようと、キレイカジュアルな洋服や、レディースの洋服に一部手を出したり、スキンケアやメンズメイクを学んだりしてきました。
なので、私はジェンダーレスやLGBTQに対して、まず肯定的な考えを持っています。
センシティブな話題なので、言葉を選びながら、
ざっくりいうと、男性か女性かハッキリしない、1割の人がいます。
色々ニュースで流れていますが、問題の本質は以下の2つ。
- 1割の人が、9割の人に合わせた一部の場所で生きづらさを感じていること。
- 1割の人によって、一部の場所で9割の人の安心感が脅かされていること。
似て非なるものとして、刺青(タトゥー)がある人への温泉施設やプールへの入浴禁止があります。
まったく暴力団なくて、あくまでオシャレとして、刺青(タトゥー)を入れている人がいるのを知っています。しかし、世間の多数の人は刺青=暴力団などの恐い人というイメージが強いのは否定でいないでしょう。
刺青は、後天的なものなので、入れる時点で社会からそういう扱いを受ける可能性があることを覚悟するべきだし、仕方がないものだと思います。
LGBTQは、自分が覚悟を決めてそうなったっていうものではなく、自然とそうだった。そうなってしまったというパターンが多いと思います。
そして、LGBTQは社会的弱者ではなく、少数派(マイノリティー)の一般の人になるので、障がい者などとも事情が異なります。
結局は、トイレや銭湯などでは、1割の生きやすさと9割の人の安心感の天秤にかけるようなもので、トレードオフになると思います。
社会全体の幸せの総量で考えるなら、1割の生きやすさを押し殺すべきだと思います。