人が異性を好きになる過程として、以下の2つを説明しました。
セックスできるか否かという「一次審査」で最低点を超えているか。
いわゆる、雰囲気などを含めた全体的な、見た目
合格者に対して次に立ちはだかるのは、仕事だったり、友人の紹介だったり、マッチングアプリだったりで出会った異性と実際に交流をする中で下される、感情的に好きか嫌いかという「二次審査」。
・異性としての魅力度
・人柄(人間性)として魅力度
異性と人としての魅力度で最低点を超えている「恋人候補」として合格し、生き残ることです。
最終審査である三次審査は、くせ者です。
本能や感情以外の部分を加えて、総合的に合否を判定します。
例えば、異性として、人としてある程度は良いかもと思われていたとします。
その異性が過去の恋愛で失敗をしてきたことで、その失敗要件をクリアできないかもという懸念だったり。
その異性の将来叶えたい大きな夢があって、あなたと一緒になると叶えられない懸念があったり。
あなたとは関係のない、その異性の過去や未来から、現在に影響しているであろう絶対的に、ゆずれない部分があって、それが一次審査と二次審査を、前提からひっくり返すことがあります。
「そんな大事なコトは、2次審査の過程で、教えてくれよ」って感じです。
裏を返せば、面倒だから蓋をして後回しにしたいコトでもあるので、三次審査になってしまっています。頭では大事って分かっているんだけど、大事なことに向き合うのって労力がいります。
異性によっては、自己分析ができていて、二次審査に時点で、三次審査の基準で足切りをする人もいます。
しかし、異性と人柄(人間性)としての魅力度を感じていて、二次審査で様子見をする場合がありますし、二次審査の合計点が満点近く振り切っていれば、三次審査なんかどうでも良いってこともあります。
「一次審査と二次審査をクリアしたの?じゃあ、三次審査いらないね」
っていう、適当な審査をする貞操観念がガバガバな役員もいるかもしれません。
たいていの人は、本能的で感情的なモノを一度抑えて、立ち止まって考えます。
・私は、この異性を幸せにできるかどうか
・この異性と一緒にいて、自分は幸せになれるかどうか
・もう二度と傷つきたくないから、そうならないか
・付き合うのはこの人を最後にしたいから、別れるリスクはないか
また、年齢が高くなるほど、社会の足枷(あしかせ)が増えていきます。
・恋愛経験の多さ
・連れ子や親の介護などの自分の家族
・責任の重たい仕事や転勤
そして、三次審査をする中で、1.5次審査の再審査みたいなものも。
仲良くなりながら、なんとなく確認し、黙認していたんだけれども。
・そもそも、お互いの住む場所が遠い
・そもそも、仕事のお休みが合わない
好きという気持ちだけでは、やっていけない。
という壁が立ちはだかります。
三次審査が厳しいということは恋愛に、合理性や現実性を求めすぎているとも言えます。
一次審査は、書類選考で、面食いか否か。
二次審査は、実技審査で、理想が高いか否か。
三次審査は、役員審査で、合理的か否か。
この構図は、双方向的に行われています。
お互いがお互いを、三次審査まで合格させなければ、付き合えません。
特定の異性とお付き合いする確率を上げるための条件は以下2つ。
・ある異性の三次面接まで合格できるくらい、自分の魅力度が高い
・「面食いじゃない」「理想が高くない」「合理的じゃない」異性である
以上の条件の逆を満せば、誰とも付き合えなくなります。
自分の魅力度が低いのに、面食いで、理想が高くて、合理的だったら、普通に考えて恋愛市場で戦うのは難しいでしょう。